Language:
Yoshiaki Muto

武藤 佳昭

パートナー
Baker & McKenzie (Gaikokuho Joint Enterprise)

プロフィール

30年以上にわたり、クロスボーダーの紛争対応、会社法務、契約取引を中心に、国内外の紛争案件と企業取引案件を幅広く手がけている。ベーカーマッケンジーの東京事務所紛争解決グループ代表及びアジア太平洋地域紛争コンプライアンスグループステアリングメンバーのほか、日本弁護士連合会の国際業務・外国弁護士委員会委員国際業務推進センター長、中小企業国際業務支援ワーキンググループ委員等の各種役職を務める。

専門誌"PCL Which Lawyer"及び"Global Counsel 3000"において「Recommended Dispute Resolution Practitioner in Japan、また、"Legal 500"及び"Chambers Asia"において訴訟分野と危機管理分野第一人者として、それぞれ選出されている。

取扱業務

国内外における訴訟・仲裁・調停等の紛争処理、社内調査およびコンプライアンス助言、危機事態の対処専門とし、企業法務と取引法務全般にも実績がある。国内外の製造業、金融業、流通サービス業、建設業、食品飲料・生活用品、電子部品、コンサルティング、航空宇宙・防衛産業など幅広い産業分野を対象とし、特にITシステム事業、医療機器・製薬業界、防衛産業に精通している

主要実績

  • グローバル紛争コンプライアンス対応: 日本企業の海外紛争、外国法令違反、世界各国における法務リスク事案への対処
  • 会社法紛争: 総会決議・取締役会決議取消請求、役員選任・解任、新株発行・第三者割当など上場会社における株主対応及び企業統治に関する訴訟・非訟事件
  • 企業取引紛争: 企業買収等のコーポレートディール案件の当事者間における契約違反、表明保証違反、株価算定等の紛争、訴訟、仲裁事件
  • 建設工事紛争: 海外の建設工事・インフラプロジェクトにおける建設会社、エンジニアリング会社、施主間の各種紛争、調停、仲裁事件
  • 金融投資紛争: 各種の金融取引・投資案件についての適合性原則違反、説明義務違反等の損失補償請求に関する訴訟、調停、和解事件
  • システム・ソフトウェア開発紛争: ITシステム・ソリューション・ソフトトウェアの開発プロジェクトにおける作業遅延、瑕疵不具合、費用超過等の問題を理由とする紛争、訴訟、調停事件
  • 製品リコール対応: 各種製品の瑕疵、不具合、安全基準違反等を理由とするリコール手続に関する助言、リコール届出・顧客通知等の対応策実施支援、付帯する民事・刑事・行政手続での弁護対応
  • 企業内部調査: 法令違反、不正経理、ホワイトカラー犯罪等の社内調査の実施、報告書の作成と再発防止策助言、関連する民事、刑事、労働手続での弁護対応
  • コンプライアンス: 贈収賄防止、独禁、職場差別違反等の各種法令遵守のためのコンプライアンス制度策定、実施及び運用に関するアドバイスと各種支援(基本ポリシー作成、リスク評価、社内規程作成、導入支援、社内研修、事後監督、違反発生時の調査対応支援など)
  • 製薬・医療機器・医療サービス分野における法令、公正競争規約、透明性ルール等の遵守のためのコンプライアンス支援、問題事例調査、関連する民事、刑事、行政手続での弁護対応
  • 外国企業の日本法人に対する日常的企業法務支援(会社法手続、契約作成、労務対応、法令アドバイス等)

受賞歴

  • Chambers Asia Pacific 2022年版)Dispute Resolution: Domestic - Japan部門において Band 2 に選出
  • Chambers Asia Pacific 2022年版)Crisis Management: Domestic - Japan 部門においてSpotlight table に選出
  • The Legal 500 Asia Pacific (2022年版)Dispute Resolution: International Firms and Joint Ventures - Japan部門においてLeading Individual に選出

所属

  • 東京弁護士会
  • 米国ニューヨーク州弁護士会
  • 日本弁護士会連合会 国際業務・外国弁護士委員会委員、外国法事務弁護士懲戒委員会委員、国際業務推進センター長、中小企業国際業務支援ワーキンググループ委員

登録

  • 米国ニューヨーク州 (1998)
  • 日本 (1992)

学歴

  • University of Illinois College of Law (LL.M.) (1996)
  • 東北大学 (LL.B.) (1988)

言語

  • 日本語
  • 英語

過去に勤務したオフィス

  • Chicago

以下に代表される論文を多数執筆。

  • 『海外子会社リーガルリスク管理の実務』(共著、中央経済社、2019年11月)
  • 『契約事件の国際裁判管轄』(著者、ジュリスト増刊 国際ビジネス判例精選所収、有斐閣、2015年8月)
  • 『中小企業の海外展開 弁護士による支援の意義と弁護士会の役割』(共著、日本弁護士連合会、2015年2月)
  • 『トラブル事例に学ぶ海外案件のリスク要因 サードパーティに関するトラブル』(著者、Business Law Journal、2014年11月)
  • 『企業不祥事の調査報告書および関連資料の国外訴訟・国際商事仲裁における開示リスクと対応策』(共著、NBL、2013年10月)
  • 『製品リコールのグローバリゼーション』(著者、NBL、2013年6月)