
伊藤(荒井) 三奈
プロフィール
類まれなリーダーシップとマネジメント能力にて、チームの弁護士やその他専門家を率いて、グローバル・ビジネス戦略、経営、成長戦略など課題解決の助言をすると共に、クライアントの幅広いニーズに応える。
ベーカー&マッケンジーのカイロ事務所で約3年間駐在の後、現在は東京事務所において、中東・アフリカを含む新興国で事業展開する日本企業のリスクを見越したグローバル事業戦略を支援。以前、東京事務所パートナー在任中は、大型M&A 案件などに携わるなど、豊富な経験を有する。カイロでの執務前には、ブリュッセル、台北、ワシントンD.C.など世界各地においても長期に亘る海外駐在経験を有する国際派弁護士として、土地勘や人脈を生かし現地の特殊性に対応した実務的アドバイスを提供。日本および現地各国政府とも協働し、投資支援活動など公益的活動にも多数従事。
取扱業務
- 中東・アフリカなど新興国における事業支援
- グローバル事業戦略支援
(1) 企業買収・再編、訴訟・紛争解決・企業法務全般
(2) コーポレートガバナンス・危機管理体制の構築
(3) 海外地域統括拠点の構築・子会社管理・全世界複数国における規制の一斉調査
上記に注力する他、クライアントの窓口として幅広く相談に応じ、必要な専門性に照らしたチームを編成し、グローバル事業展開の多種多様なニーズに対応、単なる法律論ではない、クライアントと共に事業を成功に導くという視点に立った案件マネージメントに努める。
主要実績
- 日本エジプト経済委員会・委員
- アラブ首長国連邦大使館 戦略アドバイザー
- 在日南アフリカ共和国大使館 特別顧問
- 日本貿易振興機構(ジェトロ)トルコ・イスタンブール事務所 顧問
- 日本貿易振興機構(ジェトロ)エジプト・カイロ事務所 顧問
担当弁護士として従事した代表的案件は以下の通り。
- 米国政府および米通商代表部(USTR)を代理、貿易交渉における助言
- エジプト政府を代理、大型公益インフラ・プロジェクトにおける助言 台湾高速鉄道BOTプロジェクトにおける助言
- 中東・アフリカ全域で、代理店契約・会社買収・合弁事業・工場設立など、リスクマネジメントを視野に入れた進出戦略・事業展開など助言
- 中東・アフリカ・インド・ミャンマーなど新興国において、投資前の様々なコンプライアンス・デューディリジェンスおよびリスク分析の実施・助言
- イラン・スーダン・キューバなど経済制裁関連リスクへの助言
- 組織再編および(中南米・CISなど)20か国を超える国々における一斉事業統合への助言・支援
- アジア・中東地域における子会社・代理店の整理統合および地域統括拠点の構築
- 海外複数国一斉リサーチ(労働法規・経済制裁・独占禁止法・コンプライアンス法規等)への助言・支援
- 合弁事業解消、代理店契約解除など、海外訴訟・紛争解決における交渉・助言
- 国内外グローバル企業のコーポレートガバナンス体制構築と運用への助言
- 先端技術を有する会社の買収、技術移転・ライセンス、知的財産権に関する助言
- 国内外医療法人・製薬会社・医療機器メーカー・商社を代理、病院の買収・現地医療制度・保険制度・コンプライアンス・訴訟に関する助言
- 国内外自動車メーカーを代理、リコール・訴訟・投資前コンプライアンス・デューディリジェンスなどリスク対応や危機管理体制の構築に関する助言
中小企業による対外投資も積極的にサポート。政府からの助成金を含む支援プログラムも立ち上げた。
所属
- State Bar of New Jersey
- State Bar of Washington, D.C.
- 東京弁護士会
- 特許庁委託(2013年-2014年)
- 「アフリカ諸国における知的財産権調査研究委員会」委員
- 筑波大学大学院ビジネス科学研究科非常勤講師 (2015年)
登録
- 外国法事務弁護士登録 (2011)
- コロンビア特別区~米国 (1999)
- ニュージャージー州~米国 (1997)
学歴
- College of Europe (Post Graduate EU Law) (2006)
- American University Washington College of Law (J.D.) (1996)
言語
- Arabic
- 中国語
- 日本語
- 英語
過去に勤務したオフィス
- Cairo
- Taipei
ベーカー&マッケンジー法律事務所(外国法共同事業)はスイス法上の組織体であるベーカー&マッケンジー インターナショナルのメンバーファームです。